REPORT
- vol.04 in 香港
- 2025.3.27
<2025年3月27日、香港> – オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)は2025年3月26日、香港にて第4回「コンテナ海運サミット」を成功裏に開催しました。コンテナ海運の持続可能な発展を追求するため、本サミットにはアジアの学術界を代表するリーダーたちが集結し、多様な課題について議論を深めるとともに、持続可能な未来に向けた変革とイノベーションを推進するための産学連携を促しました。

サミットの冒頭では、ONEの岩井泰樹グローバル・チーフ・オフィサーが開会の挨拶とプレゼンテーションを行い、次のように述べました。「ONEは、短期的および中期的視点から成長戦略を策定し、着実に実行しています。しかし、2050年とその先を見据えたとき、環境は予測不可能な要因や変化に影響されるため、現時点でそれらを見通すことは容易ではありません。本サミットを通じて学術界の専門家の方々と多様な意見を交わしたことは、当社の長期戦略の策定に役立つだけでなく、より良い未来のシナリオを描くためのステークホルダーやパートナーとの連携強化にもつながるものです」

また、来賓として出席された香港特別行政区政府 運輸物流局副局長(Deputy Secretary for Transport and Logistics)のアミー・チャン氏(Miss Amy Chan Yuen Man, JP)は、歓迎のスピーチの中で次のように祝辞を述べられました。「政府は、香港の海運・港湾産業の長期的な競争力を積極的に高めていくことに尽力しています。今回のコンテナ海運サミットが、国内外の業界関係者の皆様にとって、新たなネットワークを構築すると同時に、香港が海運産業に提供できる可能性を模索する絶好の機会となることを願っております」
2050年に向けた海運産業の持続可能な発展を目指し、サミットでは、世界情勢への見通し、海運産業の進化、コンテナ海運における主要な技術トレンド、そしてアジアにおける次世代の海事リーダー育成の重要性など、多岐にわたるテーマに基づき、3つのパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションには、慶應義塾大学、韓国海洋大学校、京都大学、シンガポール国立大学(NUS)、上海海事大学、シンガポール工科大学(SIT)、シンガポール経営大学(SMU)、上智大学、香港中文大学、香港恒生大学、香港理工大学、香港科技大学、東京大学、武漢理工大学など、著名な研究機関から多くの優れた研究者が参加しました。

世界の未来に関するセッションでは、世界的な貿易パターンの変化、AI、価値観の世代交代、サミットの核であるサステナビリティ(持続可能性)など、さまざまなテーマについて議論が交わされ、業界が変化に適応していく必要性が強調されました。
2050年に向けた主要な技術トレンドに関するセッションでは、今後のコンテナ海運産業に影響を与えるであろう技術が特定され、活発な議論が行われました。
アジアからの次世代海事リーダーの育成に関する議論では、今後求められる人材の条件が、単なる「知識の保持」から、「マインドセット(心構え)」「適応力」「デジタル流暢性(デジタルツールを使いこなす能力)」へと移行していくとの予測がなされました。また、インターンシップやメンター制度、ジョブローテーションプログラム(部署異動制度)などを通じた、さらなる産学連携の強化への期待も示されました。
ONE東アジア地域を統括するルイス・タン(Louis Tang)地域代表は、サミットへの貢献に対しすべての参加者に感謝の意を表し、閉会の挨拶で次のように述べました。「変化の激しい世界において、未来を予測することは困難です。今後は、予測不可能な変化に対して無駄なく俊敏(リーン&アジャイル)に対応していくことが重要であり、私たちは『ONE』として、向上と成長を目指し挑戦し続けなければなりません。本サミットで得られた貴重な知見は、ONEが今後の戦略計画を策定していく上で大いに役立つものです」

ONEは、先見的なアプローチ、俊敏なベストプラクティスの導入、そしてオープンな協業の促進を通じて、持続可能な海運への業界の移行を牽引することに確固たる決意で取り組んでいます。
2023年の開始以来、コンテナ海運サミットは、海運業界をはじめとする多様な分野の業界専門家や学術界のリーダーが一堂に会し、持続可能な海運、人材育成、産業イノベーションについて深い議論を交わし、実践的な経験や貴重な知見を共有するとともに、変革を促す産学連携を後押しする機会を提供してきました。
香港での第4回コンテナ海運サミットの成功は、持続可能で先見的な産業への発展を目指すONEのコミットメントをさらに強固なものとしました。
vol.04 in 香港
2025.3.27